抵抗器の定格電力
抵抗器から放散できる許容エネルギーの最大量は、定格電力と呼ばれます。電力はワットで表されます。したがって、電力定格は抵抗器のワット数定格とも呼ばれます。以下の図は、抵抗器のさまざまな電力定格を示しています。これらの抵抗器に接続する必要がある最大電力は、そのワット数定格を超えてはなりません。 1/4 ワットの抵抗器は 1/4 ワット以下の電源に接続する必要があります。そうしないと焼損します。
定格電力の計算
抵抗器の定格電力を計算するには、次の式を使用して電力を計算できます。
ここで、「V」は抵抗にかかる電圧を示し、「I」は抵抗を流れる電流を示します。
オームの法則を使用すると、次のようになります。
上記の式に代入すると、次の 2 つの式が得られます。
定格電力の測定
上にリストした 2 つの電力方程式は、抵抗器の電力定格の測定に使用されます。
最大電流と抵抗器のサイズまたは電圧定格がわかれば、上記の式から抵抗器の電力定格を計算できます。
サイズチャート
抵抗器のサイズは、以下に示すように、直径、長さ、リード線の長さ、リード線の直径によって定義されます。
抵抗器のサイズ表には、さまざまな電力定格における標準抵抗器の物理的寸法が示されています。一般に、電力定格が増加すると、抵抗のサイズも増加します。
上の表には、抵抗器の直径と長さに対応する電力定格が示されています。電源電圧がわかっている場合、定格電流はオームの法則を使用して簡単に計算できます。電源電圧が 1/8 ワットの抵抗の場合 10V であることを考慮すると、電流は次の式で求められます。
したがって、10V 電源が抵抗器の両端に接続されている場合、1/8 ワットの抵抗器は最大 12.5mA の電流を流すことができます。
結論
電力定格を見つける必要があるのは、抵抗器が処理できる電力、言い換えればその電力容量を知ることです。電力定格要件が高まると、大型の抵抗器が必要になります。電力定格は、抵抗器のワット数定格とも呼ばれます。